・・・平成24年度事業・業務報告・・・ <内容> 米沢有為会会員の皆様、日ごろから当会の活動に多大なご支援・ご協力を賜り、心から厚く御礼申し上げます。 さて、先日、「公益法人移行について、会員皆様へのお知らせ」文章にて、皆様全員に、当会が「公益社団法人米沢有為会」として新たな出発をすべく、そのための移行認定活動を積極的に行い、ようやく本年7月1日登録の見通しが立ったことをお知らせしました。そこでも述べたことですが、私たち米沢有為会は、皆さんもご存じのように、明治22年に伊東忠太先生をはじめとした6名の有志が創立して以来、多くの先輩諸氏により連綿と受け継がれ、本年124周年を迎えました。まさに、公益法人の目的である「民間による非営利の活動を活発にし、民による公益を増進する」精神を継承する会と言っても過言ではありません。 今後、会員皆様のご協力を得ながら、公益法人に恥じない活動をしてまいりますが、その重点項目を下記いたします。 1 奨学金貸費制度の充実 当会の育英活動の一つである奨学金貸費制度について、募集時点から返済までの一連のあり方について、委員会を設置し充実を図ります。喫緊の課題としては、返済未納者の増加であり当面その対策を検討します。 2 寄宿舎「興譲館寮」の管理・運営 東京、仙台とも大規模改修は完了していますが、今後も引き続き寮生が快適に寮生活を送れるよう環境整備が必要であり継続的に対応してゆきます。 3 我妻榮記念館の管理・運営 当会にとって貴重な資産ですが、老朽化が激しく改修等の対応が必要となってきます。さらに、来館者の拡大等広報も含めた活用策の検討が必要です。米沢市とよくご相談しながら、これから施設のハード面、運営のソフト面両面からの強化をめざします。 今後、財務基盤の強化および事務局体制の充実を図りながら上記重点項目を中心に活動を進めてまいります。会員皆様のご協力、特に若い世代の会員拡充へのご協力をお願いいたします。 以上 [上に戻る]
2.概況: 24年度の奨学金貸費生の選定は、24年3月に米沢で面接した後、3月の理事会で決定することで3月中に本人に採否を通知した。新規応募者:7名、選定5名であった。この5名を含む18名に対し奨学金の貸与を行った。 なお、平成25年度奨学金貸費生の選定は、25年3月に米沢で面接し、3月31日の理事会で決定した。新規応募者3名、選定3名で、奨学生総数は17名となる。 (2)興譲館寄宿舎の運営・維持・管理 平成24年度の舎生の入寮状況は次のとおり。 ○東京興譲館 卒業生8名 新規入舎5名 総数17名(定員24名) ○仙台興譲館 卒業生3名 新規入舎2名 総数11名(定員18名) 入舎生が減少し寄宿舎運営が厳しくなったために、舎生募集プロジェクトを組織し、管内高校の進路学習会などで、保護者と生徒に寄宿舎のPR活動を実施した。 平成25年度の新入舎生は、東京興譲館については3月に2回米沢と東京で面接を実施した。卒業生等4名、新入舎生7名で現在総数20名。仙台興譲館は12月に1回と3月に2回米沢で面接を実施した。卒業生2名に対し新入舎生9名で総数18名である。なお、東京興譲館では現在も継続して舎生を募集している。 (3)「我妻柴記念館」の20周年記念事業 開館20周年記念事業として、次の5事業を実施した。 ① 記念講演会・記念祝賀会(平成24年6月30日、伝国の杜、城祉苑) ② 冊子「故郷を愛した民法学者 我妻榮先生」を制作・印刷し、市内小学生5.6年生に小学校を訪問の上説明して配布し、管内小学校及び県内の図書館にも配布している。印刷部数2,500部であり、荘内銀行より補助金を受けた。 ③ DVD「民法一筋に生きた我妻榮」(20分版・10分版)を制作し、12月16日にNCVで放映している。記念館見学者の案内としても活用しており、好評である。貸し出しもしている。 ④ 上段の間に、年表を移動し展示パネル4枚を掲示した。 ⑤ 耐震診断を米沢市役所建築課で実施した。 (4)「我妻榮記念館」の運営・維持・管理 平成24年度における入館者は486名(23年度232名)であった。20周年記念事業で作成した小冊子配布の効果もあり、地元小学生の見学者が増大した。平成24年度中のこのほかの利用者は先人顕彰会、火種塾等353名(23年度367名)である。 また、我妻榮記念館を中心とした米沢における文化振興活動を実施した。 (5)平成24年度教育・文化産業功労者の表彰 ○ 教育功労賞 江本一男 様 (置賜農業高校実習教諭) ○ 産業功労賞 なし ○ 特別顕彰 大久保琳太郎 様 水泳競技 (100m平泳ぎ等) 蒲生遼河 様 ホッケー (平成25年2月 各高校において実施) (6)平成24年度卒業高校生の「有為会賞」授与 13校13名 (平成23年2月 各高校において実施) (7)平成24年度 「会誌」 平成24年9月発行 (8)その他事業 ○ 広報活動~ホームページの更新、有為会だより号外「特集寄宿舎案内」の発行 ○ 会員各種同好会の支援 ○ 山林環境維持活動(大江町 19,877㎡) ○ 米沢教育会、米沢工業高校専攻科活動支援 [上に戻る]
2.概況: 公益認定準備委員会の検討結果を元に申請書類を作成し、公益法人移行認定申請を行った。 (2)会員の状況 新会員の勧誘に努力したが、24年度末の会員は1,020名であった。前年度末の1,192名と比して172名の減である。 (3)文化大学の継続 第四回を24年度の5月19日に入間町1丁目自治会長の高橋兼松氏が「『東京興譲館』寮生と地域との絆をどのようにつくるか」と、須貝英雄会長が「MOT(技術経営)と創造性開発」と題して行いました。また第5回を12月1日に国立国会図書館長の大滝則忠氏を迎えて「今日の出版の表層と日本文化―戦前期の発禁本を探す旅から―」と題して行いました。いずれも東京興譲館寮です。 [上に戻る]
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