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年月日

 令和6年5月25日(土)
 14時~16時

催 し  令和6年度 第1回理事会
場 所
 リモート会議で実施
 
 
 
 
 
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名誉会長就任にあたって


公益社団法人米沢有為会
名誉会長  上杉 邦憲
就任 平成16年
1943年生まれ
上杉家第17代当主
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部
宇宙航行システム研究系研究主幹・教授 
 

 この度、理事会のご決定と総会におけるご承認により、由緒ある米澤有為会の名誉会長という大任をお引受けすることになりました。誠に光栄に存じますと同時に身の引き締まる思いでございます。
 
  米澤有為会は明治22年、伊東忠太博士を初め6人の方々を発起人に「郷土愛を土台に相互の親睦と切磋琢磨を目的として共存共栄を図る同郷人の団体」として結成されましたが、その後社団法人として有為なる米澤人の発掘と育英を中心に活動され、今年創立百十六周年を迎えることになったのは御承知の通りであります。
 
 戦時中の中断があったとはいえ、有為会がこのように長い歴史を持ち得たのも、鷹山公以来の人材育成の伝統を大事にして努力を重ねられた先人のご尽力があったればこそと尊敬の念を禁じ得ません。
 
 しかしながら昨今、有為会会員の高齢化と漸減の傾向がみられるようであります。米澤有為会は社団法人であり、その基盤は会員のボランティア的活動にあることは言うまでもありません。従って、その活動を活発にするためには会員数増強が必須であります。
 
 郷土を愛し、相互の親睦を目的とした会員の方達にもどんどん入会して戴きたいと思いますし、若い方達は有為会に入ることによって先輩の謦咳に接したり、指導を受けたりするだけでなく、例えば就職の世話をして貰うなどの実利的な得をすることもあるのでしょう。それはそれで良いのだと思います。やがて恩返しの形で後輩を育てる、ということで有為会の伝統が守られていくのではないでしょうか。
 
 但し本来、会員入会勧誘に対し「会員になるとどんな得があるのですか」と問われるようではいけないと感じています。尊敬する人物として鷹山公を挙げたと言われる故ケネディ米大統領が就任演説の中で「国が何をしてくれるかではなく、国に対し何が出来るかを考えよう」と国民に呼びかけたことを思い出しますが、郷土を愛し21世紀の米澤そして日本を支える人材を育てるというために自ら積極的に参加したいと思えるような魅力的な有為会になれば素晴しいと思います。
 
 幸いなことに、本間前会長の御発案と下條新会長の御指導の下、21世紀委員会が発足し、長期ヴィジョンや今後の中長期計画を立案されるとともに、理事の方々と共に会長自ら置賜の高校、大学、同窓会事務局を回られる等、有為会の発展のため活発な活動を開始しておられます。まことに心強い限りであります。
 
 現在の日本は未だ厳しい環境にありますが、私と致しましても有為会の新たな活性化と発展の為に微力ながら尽力することをお約束して御挨拶と致します。
 
 何卒よろしくお願い申し上げます。

 
 
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