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米沢有為会会誌復刊12号(昭和38年8月発行)
興譲館だより(昭和38年、1963年)

東京興譲館

 新しき思想あるところ新しき行動あり、新しきいぶきあるところに新しき創造あり。今年は我が東京興譲館は卒業生を8名送り、8名の新しい舎生を迎えました。これらの新入舎生が在寮の舎生と共に新しい興譲館の伝統をかつての輝やかしい伝統のうえに築きあげていくことになります。
 会誌の誌上をお借りして我々の状況をお知らせいたします。
 "今日あたりカレーライスが出るかなと考えながらショボショボ寮まで帰って来た。1年間もたてばカンガするどくなり図星"
              (某月某日舎生日記より)
 "観テレ夜遅くまで続く、テレチャンもタマンネエヨなあ、マタックデー"
              (△月△口合生日記より)
 "今日はなんて暑い日でしょう。もう真夏です。もうじき夏休み、それまでがんばりましょうあらゆることにつけて...?"
              (○月○日舎生日記より)
 舎生の誰かに女の人から(年令を問わず)電話があればうらやましいと夜も寝れずに昼寝するものあり。また舎生の誰かに郷里から小包がありササマキや桜桃でも送られたとなるとたちまちその部屋にかけつけ固くなるのを、腐つてしまうのをふせいでやる者達もあり、庭を我がもの顔に歩きまわるガマがえるなどを捕え誰かの部屋にこっそり入れてやるのをもっぱらの趣味とするものもある。何にかと理由をつけてはコンパを開き怪気炎をあげるものあり、現在28名いろんな意味でまじめで、努力家で滑稽な人間の集団が私達の興譲館であります。
 昨年来近所の看護学院寮の生徒さんたちと週末にフオークダンスを楽しんでいます。たまには合ハイということにもなり先日中津川渓谷にでむいたのでしたが、女の方の荷物をもったのはいいが、手が少々おかしくなったとぼやくものがあり、とんだ紳士の卵ぶりをみせたのでした。

中津川渓谷にて合同ハイキング

 少々遅く御飯を食べようとすれば "ミソシルの実" がなくなってしまいます。
 "さてこのごろ、当寮においていかにお汁の実を多く取るかという技術革新の風が吹き荒れている。この技術の向上には長年の経験と独創的な方法とが必要である。先日の学会においては注目すべき技術が数多く発表された。その結果によると、まあ現在の本命はやはり経験にものをいわせて4年のT・K氏、T・S氏、3年のK・M氏、S・I氏あたりではなかろうか。また独創的アイデアによりダークホースとみられるのは2年のK・K氏、将来の成長株として2年T・I氏、1年H・A氏 あたりがあげられる。"
            (某月某日舎生日記より)
 次第に小さくなっていく卵、少なくなっていく寮のおかずと反比例してお汁の実の大量獲得術が発展するというのは現在物価が軒なみに上昇しているための悲劇ではないでしょうか。
 多くの異った個性の人々と語り合い、笑いながらお互切磋琢麿することが寮生活の最も大きな特色であろうと思います。
 私達の東京興譲館においては各自それぞれの専門の勉強をすることはもちろん、他人と話し合うことにより、今まで得た知識の発表を行ったり、その確認をしたり寮全体がより成長すべく努力を続けております。そして時には思いきり青春の火を爆発させるコンパと......。とりとめなく寮の様子をおしらせしましたが寮生の個性をお互いに伸ばしつつ、私達のもつ若さというエネルギーで、楽しく生活をしております。
 そこに新しい力があると信じます。舎生のお知らせをいたしまして筆をおきます。
  ○新入舎生
安 部 洋 司   法大社会
 がっちりした体躯、赤銅色の皮膚、健康そのものの男。アルバイトは道路工事がとくいとか。
五十嵐   宏   教育大教
 小さなからだに大きな望。毎目髪を七三に分け、めかすおしゃれじゃなく身だしなみと聞く。小ジェントルマン。
佐 藤 陞 三   慶大経
 近代的慶応ボーイ。学問と共に遊びを好む。目下パチンコ修練中。そのうち景品を高く売りつけることが願いとか。
手 塚   修   早大理工
 もくもくとして動く。短身重量。議論になれば己のペースで瓢々と話す。その姿はダルマを思わせるものがある。
豊 原 重 良   中大商
 フォークダンスに興じる姿は天真爛漫。ゆうゆうたる、たまにもつれるステップは平安朝殿上人の風格あり。
中 島 正 臣   早大理工
 いつもしとやか。彼のメガネの奥には女性を思わせるやさしい瞳がピカピカ。しかし結構怒れる彼はこわい。
平 山 和 博   東工大
 酒を飲むと、人しれず杯をあけてしまう。しっかりした中にチャッカリしたところもある。将来理論物理をやりたいとか。
舟 山 国 夫   明大政経
 ひげの濃さは東京興譲館屈指のものがある。落ちつきと笑顔の中に適当なシンの強さをもっている。彼だけは2年生である。
  ○2 年
今 井 利 男   早大商
小 野   仁   中大商
上 村 正 和   工学院大機械
小 島 邦 浩   東薬大
島 貫 裕 輔   教育大体
斎 藤 亜基夫   早大教
高 瀬   勝   早大理工
樋 口 正 宏   早大理工
  ○3 年
井 熊 征 一   早大法
金 子 健一郎   法大経営
後 藤 芳 雄   教育大体
高 橋 英 也   大東文化大経
筒 井 善二郎   早大理工
村 山 晃 也   明大農経
  ○4  年
川 越 一 郎   上智大経
木 村 貞二郎   国学院大経
佐 藤   毅   日大理工
時 田   威   法大経
羽 田 和 雄   教育大教
横 山 東 士   教育大体

仙台興譲館

 全国的に今年は例年より早く梅雨に入るとの事ですが、仙台も最近は雨が降り続き、うっとうしい季節になりました。
 夏休みまであと1ヵ月となり、寮生一同、若さのエネルギーを発揮させるべく、勉学に、サークル活動にはげんでいます。
 今年は安部英夫(文)、伊田英男(経)、大越文彦(工)、種部 豊(理)の諸氏をお送りしました。
 これらの方々はそれぞれ独得の個性をもつて我々、後輩に人生哲学、一般社会学、その他種々の方面について多大なる影響を与え、我々の視野を広めていただきました。
 このような親しい先輩と別れるのは非常に寂しい事でしたが、いざ別れてしまうと、頭の上にあつた1つの権威みたいなものがなくなり、また今年大学に入った6入の新入寮生を迎えたりなどして、新しく座った先輩の地位もまんざらわるい気分でもなく、我が興譲館も再び新鮮な活気にあふれています。
 以前の下級生は今では立派な上級生となり、新しい下級生に対し怪焔、奇焔をあげ、それに刺激された下級生は、今までとは異つた新しい世界へ目を開くわけです。そして彼等も2、3年たてば、相当貫録もつき古い先輩を追い出してほっとしているような上級生となっているでしょう。
 このような事はこの興譲館が存続する限り、決してとどまる事のない輪廻のようにくりかえされる事でしょう。
 ところで今までの興譲館のいろいろな文化活動をふりかえってみると恒例の秋のピクニックはさいかち沼という所でいつものように芋煮会として行なわれ、寮外からも多数の参加者を得て総数50名以上にも達しこれまでになく楽しい1日をすごしました。今年の春のピクニックは鳥の海という仙台からバスで1時間程の所の海岸へ行きました。あいにくの曇り空でしたが広々とした太平洋の砂浜と緑の松林は非常に気分を爽快にしてくれました。

さいかち沼にて芋煮会

 またこれまで行つてきた寮内の文理対抗の野球大会は文化系の学生が少なく、実行不可能になりました。置賜地方は昔は軍人とお医者さんを数多く輩出しているという事ですが、当仙台興譲館におきましては理科系の学生が圧倒的に増え特に工学部の学生は全寮生のちょうど半数を占めています。
 そんなわけで今年は工学部対他学部運合軍という形で野球大会を行いました。白熱したシーソーゲームをくりかえし、適当にエキサイトしましたが結局、延長10回の末工学部が伝統の強みを発揮して11対10で勝ちました。
 ところで最近はせまい食堂の食卓を利用したちよつと変則的な卓球がさかんになりほとんど全員がこれを楽しんでおります。前は一部の者しかやつておりませんでしたが、ある日1人の意気盛んなる男が一念発奮して卓球を始め、これをそばて見ていた観衆が安心して、俺もひとつやつてみようという気になり、みんな卓球をするようになった次第です。昨年から28人の大所帯になって、どちらかというと個人主義的傾向の強くなりがちな現在、寮内の社交の場として、上級生、下級生とのなごやかな交流の場としてもたいへん意義のある事ではないかと思われます。                           
 ここで昨年の夏休みに行いました全国興譲館親睦会につきまして仙台興譲館が当番役をつとめましたので簡単な報告を致したいと思います。
 この会は4年程前から始まったものですが昨年は8月16日、17日の両日、興譲館高校のグランドをお借りして球技大会を行い競技終了後、白布高湯温泉東屋旅館において、懇親会を催しました。参加者は東京興譲館から12名、山形から2名、仙台から13名の計27名でした。競技種目は、野球、卓球、バレー、バスケットの4種目でしたが参加者の関係から東京対仙台の対抗戦の形になりました。結果としては、準備のととのっていた仙台が優勢のうちに終りましたが、競技終了後白布高湯における交歓会の時には、お互に同郷の学生として東京も山形も仙台も区別なく親睦を深める事が出来た事はたいへんよかつた事だったと思います。またこの会を催すにあたり、仙台の三原支部長を始めとし地元米沢からも多数の方々から経済的な援助をたまわり、この会を開くための大きな力となつていただきました。なお今年は東京興譲館が当番役にあたっております。
 以上のように仙台興譲館においては1人1人が自分の個性を生かしながら夜にあちこちの部屋で行なわれるダベリングやディスカッションを通して、お互いに影響しあい、未来の大人物をめざして楽しく生活しています。
  仙台興譲館寮生名簿
 江 田   昭  東北大理 1
 遠 藤 秀 樹   ″ 工教 1
 小 口 征四郎   ″ 工 1
 佐 藤 正 昭   ″ 工 1
 清 野 晃 一   ″ 理 1
 平 吹 隆 一   ″ 工 1
 五十嵐   廉   ″ 工 2
 尾 形 四 郎   ″ 工教 2
 木 村 昌 三   ″ 工 2
 蔵 田 国 信   ″ 理 2
 斎 藤   彰   ″ 工 2
 豊 野 好 一   ″ 教 2
 沼 沢 俊 夫   ″ 工 2
 千喜良   誠   ″ 理 2
 相 田 侃 次   ″ 薬 3
 大 友 康 之   ″ 工 3
 斎 藤 雄 三   ″ 法 3
 鈴 木 正 明   ″ 法 3
 高 田 和 寿   ″ 工 3
 長谷川 啓 二   ″ 教 3
 山 口 孝 宣   ″ 農 3
 金 田 捷 記   ″ 法 4
 金 田 隆 樹   ″ 医 4
 鈴 木 洽 雄   ″ 工 4
 伊 東 享 司   ″ 工 4
 高 橋 信 男   ″ 法 4
 申 村 精 三   ″ 工 4
 加 藤 正一郎   ″ 工 4  

札幌興譲館

 有為会並びに興譲館寮の皆様、御機嫌如何でいらっしゃいますか。遠く札幌からお便り致します。天候不順の煽りで、今だに肌寒い日が続くことがありますが、外界は既に初夏の装が整いました。
 当寮の新学期は先ず新入生歓迎コンパを以つて始まりました。近所の他県の寮のコンパとかち合い、そのストームたるや各寮申し合わせた様に、半身裸となり、寮によっては甚だ芳しからぬ香を放つ猿股一丁で、ホーキを振り、バケツを鴫らし、焚火を囲みながら、寮歌を咆哮し、水割り酒をくみかわして、熱き血たぎる汗臭い体をぶっつけ合いました。
 中には、根治手術を要する様な、我慢のならない腋臭の侍もいましたが、とかく閉じこもりがちの冬に、はけ口を見い出せなかった精力を思い切り発散することから始まったのでした。現在、夏休み前に支部総会を開くべく準備中です。
 有為会並びに一部先輩諸氏のお蔭で昭和35年来の寮修繕工事も、5月末日をもって一応終了致しました。御寄附いただいた方々に厚く御礼申し上げます。唯1つ残念なことと思いますのは、寮新築以来30年間に、百余名の先輩諸氏を持ちながら、その大半の方の行方が分らず極く一部の方々からしか御援助を仰げず、工事の大部分が郷土出身の方々の個人的尽力に負う処が多かった事実です。目標百万円の11%、しかもそれが直接寮に関係のない有為会の方々の御協力を合わせて、とあっては泣けてきます。この会誌の名簿にもれている方々が多数あり、また記載されていてもその住所は抜けの殻であることが多いのです。早く訂正しなければと思いながらどうすることも出来まぜん。大学へ問い合わせても、卒業された方は、その方だけではありませんと一蹴されるか、分ってもそれが必ずしも現住所とは限らない有様です。新聞広告は、妙案ですが、只ではありまぜん。
 もしこれを読まれる皆様の中で、当寮出身の方々の行方がお分りの方がありましたら、面倒ながら御一報下されば幸に存じます。また先輩の方々で会誌を読まれましたなら、その感想・近況なりを一筆認め、当寮宛投函下されば、寮生としましては、これ程嬉しいことはありません。そして1日も早く 名簿再編成を完了したいと思います。よろしくお願い致します。
 我々は、寄附を募ることが本意では御座居ません。先輩1人1人の方が寮の歴史であり、また歴史のない空ろな寮など考えられませんし、後輩の為にも、更には有為会本来の主旨を守る上にも、共々寮を大切にしなければと考えるからです。
 嗚呼、このうららかなよき時節に、この様な愚痴を零し、当寮の恥晒しをするのは、私とても本心ではございません。
 溌刺たる新入生の声をお聞き下さい。

 予備校前で市電を降り革靴のもったいない広々とした道を3町程北に歩くと、うっそうと繁る草木に囲まれた学寮を5つ程見ることが出来る。その一番東に階下の窓に陽が射すかどうか疑わしい程むやみやたらと草木のはえたところがある。ここが札幌興譲館である。屋根の赤ペンキも醜態を晒らしており、外観だけでは何物が住んでいるか想像できないだろう。それでもサークルの連中に寮をみせたら、お城の様だと言ってくれた。1年生は集会室と呼ばれる8畳問に住んでいる。東側の窓からは農園のむこうの荘厳な農学部やその遥か北のポプラ並木の深緑を見渡すことができる、これらが赤く染まる黄昏時は非常に美しい。1年生は朝日をいっぱい浴びながら白樺エルムのざわめきや遠く農場の方から聞えるカッコウの声を耳にして、ひたすら勉強に励んでいる、最近早起きする人がふえたのも札幌の朝の爽快さを考慮すれば当然であろう、もっとも1年生の早寝早起は空腹に対処してのことでもある。どんぶり一杯の飯と味ソ汁の他に朝夕それぞれ10円、60円のおかずがつくが、この一杯の飯で腹をおさえるには前述のようなテクニックが必要になるのである。ところで我寮は大部分個室であるためか寮生全体の結びつきが弱い様に感じられる、全体的統一性に欠け個人的、利己的な行動に終始している様に思う、寮を大学生活における単なる寝食の場と化すことには反対である。在学中の人生の約半分を占める寮の生活は、大学生活に対して重要な役割を果たすべきである。その点で現在の寮の生活は下宿屋の生活と大差はないといわれても仕方ない、寮生活の意義をその点に見出し、寮を1個のファミリーとしてもらいたい、同じ釜の飯を食った甲斐のある仲間になりたい、たとえ個室というハンデキャップがあっても、少人数という有利な点もあるんだから...。我々1年生は未熟なるが故によけい強く感ずるのであろう、そんな札幌興譲館の夜は今晩も静かに静かにふけてゆくのである。

 寮生の移動、在寮氏名は次の通りです。
  <卒業・就業>
 東海林 利 夫(興譲館高校、北大工、応用化学科、日本鉱業K・K)
 沼   武 良(函館中部高校、北大工、精密機械科、日立製作所)
   <退   寮>
 安 喰   弘(山形東高校、札幌医大4年)
   <新入寮生>
 孫 田 忠 誠(興譲館高校、北大教養部理類1年)
 古 決 友 宜(山形東高校、北大教養部理類1年)
   <在 寮 生>
 山 村   勝(興譲館高校、北大教養部、理類2年)
 高 野 文 彰(興譲館高校、北大教養部理類2年)
 南 部 紀 夫(興譲館高校、北大理、地質鉱物学科3年)副寮長
 平 井 利 昭(興譲館高校、北大理、地質鉱物学科3年)会計
 加 藤 公 清(興譲館高校、北大工、合成化学科3)
 本 名 正 文(興譲館高校、北大工、電気学科4年)
 森     一 (興譲館高校、北大工、合成化学科4年)
 安 部 俊 示(興譲館高校、北大工、機械学科4年)
 恩 田 正 臣(群馬太田高校、北大農、畜産学科4年)
 須 藤   進(興譲館高校、北大医、4年)
 鈴 木 大 和(山形東高校、北大医、4年)寮長
             (昭和38年6月記)

   札幌興譲館より
 札幌興譲館出身の先輩及び有為会の皆様からの御寄贈を仰いで、くたびれた寮の大修繕を計画致しましたが、予定した百万円の僅か11%しか集らず、最初の企画は、第一歩より躓いてしまいました。そこで我々はなす術なく、郷土出身の、武田様、樫村様、登坂様の御好意に甘んじて、一応下記10項目の修繕をして頂きました。この修繕が、個人的尽力に負う処が多かつたのは、支部にとりましても、当寮にとりましても残念でありますがこれでどうやら、中修繕が完了し、一時凌ぎが出来る様になりました。皆様の御尽力によりまして、一応生活に支障なく過せます事は、我々にとりまして幸の至りと思っております。誠に有難うございました。厚く御礼申上げますと共に、御協力下さいました方々に、中間報告を致します。
                   札幌興譲館々長
                   札幌興譲館寮生一同
    寄附者芳名(敬称略)
 米沢有為会本部  20,000   高 橋 敏 郎  10,000
 鈩  信  政  10,000   上 村 重 忠  5,000
 白 取 善 三  5,000   高 橋 芳 郎  5,000
 種 村   正  5,000   西 沢 俊 雄  5,000
 山 田 継 男  5,000   浅 問 一 彦  3,000
 伊 藤 弥 助  3,000   中 村 善 助  3,000
 中 山 信一郎  3,000   南   邦 夫  3,000
 三 原 信 義  3,000   水無瀬 繁 雄  3,000
 渡 辺 信 二  3,000   太 田   豊  2,000
 小 木 信 三  2,000   鈴 木 叉 吉  2,000
 松 田   栄  2,000   井 上 晴 夫  1,000
 川 北 能 寿  1,000   河 原 紀 夫  1,000
 佐 藤 道 男  1,000   田 中 清 一  1,000
 丸 山 一 男  1,000   丸 山 義 皓  1,000
 山 口   尚  1,000   山 田   達  1,000
       (以上32氏)       計  115,000
   主なる修繕工事
 1 学生室天井、10室 防寒天井に貼替
 2 集 会 室 2室   〃
 3 賄 入 室 1室   〃
 4 学生室腰羽目板、防寒貼補強
 5 石炭庫をブロック造に建替
 6 風呂釜を銅板製に取替
 7 浴室簀の子板取替
 8 洗面所床張替
 9 学生室(寝台)集会室、賄入室、畳表替
 10 屋根一部修繕
                      以 上