・・・平成18年度事業・業務報告・・・

＜内容＞
ご挨拶（第119回定時総会開催に当たって）　会長　下條泰生
Ⅰ.事業報告
Ⅱ.業務報告
主要会務要録

平成18年度　決算報告書→ こちら

ご挨拶(第119回定時総会開催に当たって)　会長　下條泰生

本年度(社)米沢有為会の運営にあたりましては、日頃会員皆様のご支援、ご協力を頂戴いたしまして心からお礼申し上げます。お陰様をもちまして本会 目的に沿った事業を遂行することが出来ました。　この一年、会員の皆様には変わらぬご指導とご支援を賜りましたことを心から感謝申し上げます。

1. 平成18年12月から展開の会員おひとり1名の会員勧誘を目標にした「会員倍増運動」は、約4ヶ月後の3月現在で実効会員(会費納入者)は微増で、ここ 5、6年にわたる死亡、ご高齢等での退会による会員減少傾向に、ようやく歯止めがかかった感がございます。ご努力賜りました会員各位に重ねて感謝申し上げ ます。

2.本年度6月公布の「公益法人制度改革法」につき、二度にわたり内閣府のご指導を得ながら公益認定のための調査研究を行いました。

3. 懸案でございました「東京興譲館立替計画」につきましては、再建計画小委員会で数ヶ所の現地調査をふまえ、4案に及ぶそれぞれの建築資金の調達計画、運営 維持計画の立案に加え、「仙台興譲館の修繕計画案」も併せ検討いたしましたが、新「公益社団法人」申請及び会員倍増計画や本会創立120周年記念事業その 他との関係から継続して検討することにいたしました。

4.文部科学省指導による「定款」一部改定案の作成とその承認申請をしております。また、「本部・支部総括的会計システム」を本年度決算より実施いたしました。

5.なお、本年度施行の「新公益法人会計基準」に準拠し作成した決算書において本会の事業費と管理費の割合改善及び積立金の積み増しにより極力「遊休資産」圧縮実現に努力いたしました。

以上のように時代に即応した内部体制を整備しつつ来るべき人口減少の社会における本会の持続的発展を目指して参ります。会員皆様方の一層のご鞭捷・ご支援をお願い申し上げます。

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Ⅰ.事業報告
1.総括
当年度の恒常的な各事業は、概ね堅調に実行されて推移しました。特に今期後半より改めて展開された“会員倍増運動”の支援の大きな糧となる、「米沢支部だより」の復刊と「東京支部だより」の創刊や、「ホームページ」の充実等、広報的事業は、顕著なものがありました。

2.概況
(1)文化講演会の開催(平成18年6月17目の総会前にて)

・講師；政治コラムニスト、早稲田大学大学院教授　田勢康弘先生

・演題；「ふるさとから世界をみる」[詳細は18年9月発行「会誌」に掲載]

(2)平成18年度教育・文化、産業功労者の表彰(総会に続いて)

○教育・文化功労者-1名　小嶋建夫氏

○産業功労者-1名　林久夫氏　[詳細は18年9月発行の「会誌」に掲載]

(3)平成18年「会報」(第3号)の発行(18年6月)

(4)平成18年「会誌」(第56号)の発行(18年9月)

(5)平成18年度高等学校卒業生の表彰[有為会賞](H19年3月)

○今年は7校より7名の推薦がありました　[詳細は19年9月発行の「会誌」にて]
米沢工業高校、米沢商業高校、米沢中央高校、米沢東高校、九里学園高校、米沢興譲舘高校、南陽高校

(6)平成19牛度興譲館宿舎新入寮生の選定(19年3月)

○東京興譲館－4名応募、4名入舎

○仙台興譲館－4名応募、4名入舎[詳細は19年9月発行「会誌」にて]

(7)平成19年度奨学金貸費生の選定（面接－19年3月、選定－4月） (H18年3月)

○応募者6名のうち、5名選定[詳細は19年9月発行の「会誌」にて]

(8)東京興譲館寄宿舎再建計画 は、この１年間、現地建替え案・移転再建案等の数案を鋭意検討するも、文科省、及び法人新法への対応もあり、具体案未だ纏まらず。

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Ⅱ.業務報告
＊本部の主要会議等については〔主要会務要録〕ご参照

1.総括
当年度の業務活動は、昨年の総会で承認されました事業・業務計画を遂行するため、7回の理事会を主体に各部会や各委員会等の会合が精力的に行われました。それぞれの課題業務については、下記のような内容で進展、推移しました。

2.概況

(1)管理体制の改善について

① 昨年の118回総会にてご承認いただいた定款の一部改訂について、所轄の文部科学省に認可申請をいたしておりました。その後文科省より条文内容の追加改定 の指導があり、18年度内に改めてその再改定条文を提出して了承方を依頼しておりましたが、当総会前までに応答通知がありません。このような状態ですが、 第5号議案にこの再改定条文を上程いたしてあります。当総会でご承認頂ければ、再認可申請することになるものです。

②かね て文部科学省から指導のあった本部・支部一体の統括的会計システムについて、各支部のご協力により、この度18年度の決算書において漸く実現の運びとなり ました。また、同時に新会計基準(平成18年4月以降)に則った新決算書方式にも準拠した決算書を作成することができました。

(2)運営体制の強化について

この数年間、本部の運営体制は安定した軌道にありますが、本年度は特に米沢支部、東京支部はじめ、各支部の運営体制が強化されております。支部理事会の頻度増や「支部だより」の発刊等も運営充実の賜です。

(3)会員活動の充実と活性化について

会員活動の具体化の一つとして東京支部では趣味同好会の先駆けとして、俳句同好会、芝居同好会が発足し、今後囲碁同好会やゴルフ倶楽部の設立が進められております。

(4)会員拡充の促進について

既 にご案内のように、創立120周年を前にして、咋年12月“会員倍増運動”がキックオフされました。全会員に会長から、組織部長から、また各支部長からそ の主旨と協力の依頼状を新旧の“有為会案内”PR資料と併せてお届けしましたが、始動3ヶ月後の本年度末時点での成果は未だしの感があります。他方、新年 度4月になっての第1週NHKのテレビで、‘東京興譲館寮生の新生活’が放映され、3日後に「その時歴史が動いた」で上杉謙信公が語られ、続いて26日に は郷土人が長いこと悲願としてきた直江兼続公の「大河ドラマ」化決定のビックニュース！。加えて、その放映は平成21年、－その年は有為会120周年に重 なる－なんとも不思議な因縁です。きっと先人、先輩からの恵みの、また励ましのラッキーチャンスのプレゼントと拝受したいものです。この気運を逃さず、“ 会員倍増キャンペーン”が力強く会員間に浸透し、新会員勧誘の波がやがて大きなうねりとなり、会員の急増として実ることを期待しております。