・・・平成17年度事業・業務報告・・・


<内容>
ご挨拶(第118回定時総会開催に当たって) 会長 下條泰生
Ⅰ.事業報告
Ⅱ.業務報告
主要会務要録

平成17年度 決算報告書→ こちら

ご挨拶(第118回定時総会開催に当たって) 会長 下條泰生

この一年、会員の皆様には変わらぬご指導とご支援を賜りましたことを心から感謝申し上げます。

17年度は本会の基盤再整備の年でありました。定款、それに係わる諸規定び会員名簿、ホームページ等の整備を行うと同時に、定款に規定する定足数の基礎となる支部毎の会員数の確定を行いました。

これと平行して財務面でも各支部の努力で会費の増加により、一般会計でほぼ収支均衡を維持することができました。しかし以前から一般会計での減価償却が行われておらず、来年度はこの計上をいたさなければなりません。

老朽化と耐震性に問題がある東京興譲館の再建計画は未だ素案検討の段階でありましたが、この再建を中期事業計画(4年間)の最終目標とし、来年度はその実現に向け本会として、ひとり一人の「会員倍増運動」とひとり一口の「協賛事業」を推進する初年度と位置づけ、そのために各種委員会及び本部事務局の拡充強化を計りたいと存じます。

来るべき超過疎化の時代にあって、本会はまさにその存在意義を問われようとしています。本会を通じて郷土の子弟を支援してあげることが、会員皆様の存在理由のひとつであり、ひいては本会の存立目的と心得ます。

いま、他人を支援してあげている会員皆様は、支援されてもらっている他人によって逆に支援されるであろうという持続可能性の社会を信じ、他人に光ってもらうことが自分を光らせてもらうという未来を、有為会は目指してゆきたいものです。

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I.事業報告

1.総括
当年度の恒常的な各事業は、概ね堅調に実行されて推移しました、特に懸案だった「会員原簿」が皆様のご協力により整備され、それを基に新たな「会員名簿」を作成することができました。会員の懇親交流を更に深める媒体となるよう従来より多項目の会員情報を掲載できる大判としました。有意義な活用を期待しております。

2.概況

(1)文化講演会の開催(平成17年6月25目の総会前にて)

・講師;元島根大学大学院教授 瀬戸眞先生

・演題;「郷土米沢が育て、郷土米沢を育てる図書館一図書館を使った“調べる”学習」(詳細はH17年9月発行「会誌」に掲載)

(2)平成17年度教育・文化、産業功労者の表彰(総会に続いて)

○教育・文化功労者;3名

○産業功労者;なし

(詳細はH17年9月発行の「会誌」に掲載)

(3)平成17年「会報」<第2号〉の発行(H17年6月)

(4)平成17年「会誌」<第55号〉の発行(H17年9月)

※支部だより、置賜市町だより等取材記事や会員から多数の寄稿文を掲載

(5)隔年刊行「会員名簿」の発行(H17年12月)

(6)平成17年度高等学校卒業生表彰[有為会賞](H18年3月)

○今年は米沢興譲館高校、米沢商業高校の他、米沢東高校、米沢工業高校、米沢中央高校、九里学園高校より計6名の推薦がありました。 (詳細はH18年「会誌」にて)

(7)平成18牛度興譲館宿舎新入寮生の選定(H18年3月)

○東京興譲館一8名、○仙台興譲館一2名(中途入寮者ある予定) (詳細はH18年「会誌」にて)

(8)平成18年度奨学金貸費生の選定(H18年3月)

○応募者8名の中、5名選定された (詳細はH18年「会誌」にて)

(9)東京興譲館寮の再建計画については「~推進委員会」にて鋭意進行中

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Ⅱ.業務報告
*本部の主要会議等については〔主要会務要録〕ご参照

1.総括

当年度の業務活動は、昨年の総会で承認されました事業・業務計画を遂行するため、7回の理事会を主体に各部会や各委員会等の会合が精力的に行われました。それぞれの課題業務については、下記のような内容で進展、推移しました。

2.概況

(1)管理体制の改善について

①実効会員の確認について; 文部科学省からも指摘のあった会費納入者の暖味性について、各支部に於いてその実状を把握、規定期限までの納入依頼と長期滞納者への会員活動を即する懇請状を数度にわたり連絡の結果、この機会に退会者も整理され、当期末での実効会員(会費完納会員)を確認することできました。

②定款の」部改訂について; 詳細については第5号議案で提議されますが、特に上記の実効会員の把握を踏まえて、総会の開催に必要な充足数を上げ、会員の会員活動への参画意識を高める手立てを講じました。

③経理規程及び経理事務規則の制定について; 本会(本・支部一体化)の会計処理を明確にして、社団法人としての会計管理体制を整備することになりました。

(2)運営体制の強化について

①本部にあっては、常時の会務は理事会各部門が一体となって業務を履行し、特別課題には数種の委員会等を設けて推進し、事務局の充実もあって、その運営体制は徐々に強化されております。

②支部にあっても、東京支部における支部規則の改定等、運営体制が整えられつつありま。米沢支部での“支部だより”の復刊も運営の強化です。

(3)会員活動の充実と活性化について

①新たな会員名簿の刊行により、その会員情報を糧として会員同士の交流が活発になり、会活動の充実と活性化が期待されるところです。

②郷土出身関係著名文化人とのチャリティ・イベントとして、今年度は井上ひさし先生(特別会員)のご厚意で、こまつ座(賛助会員)公演の芝居を2回開催され、井上芝居の愛好会員が多数観劇されました(こまっ座よりチャリティ寄金を頂いております)。今後各種趣味同好会の発足を期待してます。

③会誌を9月発行にしたことで、会員からの寄稿文が沢山掲載されるようになりました。誌面を通じ会員の交流活動が深まり拡がることを期待してます。

(4)会員拡充の促進について

①新加入会員の促進は、本会の体勢にとっても、財務の健全性からも常時の大きな課題ですが、本年度は50人の入会がありましたが実効会員の確認もあって100人の退会者をみております。(決算報告の附属資料ご参照)

②会創設120年を間近に、本腰を入れて会員倍増を推進したいものです。


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〔主要会務要録〕
●平成17年度第1回理事会

・平成17年4月23目(土)午後!時30分~4時30分

・東京興譲館会議室

[議題〕1.平成17年度奨学金貸費生の選考承認の件

2.事業計画、業務計画の検討の件

3.本部新役員候補選出の検討の件

●平成17年度第2回理事会

・平成17年度平成17年5月21日(土)午後1時30分~5時

・「東京文化会館」4F小会議室No.1室

[議題〕1.平成16年度事業・業務報告の件

2.平成16年度決算及び監査報告承認の件

3.平成17年度事業・業務承認の件

4.平成17年度予算案承認の件

5.第117回定時総会・付帯行事の進め方の件

6.平成17年度会報作り方の件

7.東京興譲館寮問題の件

8.役員改選並びに相談役推挙の件

9.会員原簿申告督促の件

●平成17年度第3回理事会

・平成17年7月3日(日)午後1時30分~5時

・「東京文化会館」4F小会議室No.1室

[議題〕1.新任理事の役務選任の件

2.第117回定時総会の報告

3.文部科学省調査結果と対応

●平成17年度第4回理事会

・平成17年8月26目(金)午後6時~8時45分

・「東京文化会館」4F中会議室No.2

[議題〕1.平成17年8月満期評議員改選の件

2.各部参事及び教育、産業振興委員改選の件

3.「会誌」第55号の編集方針の件

●平成17年度第5回理事会

・平成17年11月5日(土)午後1時30分~4時30分

・東京興譲館食堂

[議題〕1.文科省の調査結果への対応の件

2.新「会員名簿」のイメージ見本の件

3.「東京、仙台興譲館施設検討委員会」からの報告

●平成17年度第6回理事会

・平成18年1月14日(土)午後1時30分~5時

・「東京文化会館」4F小会議室No1室

[議題〕1.平成18年度寮生、奨学生募集要項の件

2.会費納入状況と滞納者への対応の件

3.「定款改定実行委員会」の設置の件

4.「東京興譲館再建推進委員会」からの報告の件

5.平成18年度「事業計画、予算」素案の件

6.「しおり」改編の件

7.「有為会表彰選考委員会」設置の件

平成17年度第7回理事会

・平成18年2月26日午後1時30分~5時

・「東京文化会館」4F小会議室No.1室

[議題〕1.平成18年度事業・業務計画概要案承認の件

2.平成18年度予算概要案承認の件

3.高校卒業生徒の表彰者追認の件

4.定款の一部改定案の件

5.「経理規程」及び「経理事務規則」案承認の件

●平成17年度第8回評議委員会

・平成17年5月28日(土)午後6時~9時

・「東京文化会館」4F小会議室No.1室

〔議題〕1.平成16年度事業・業務報告の件

2.平成16年度決算、監査報告承認の件

3.平成17年度事業・業務(案)の件

4.平成17年度予算案承認の件

5.役員改選並びに相談役推挙(案)の件

6.「会報」第2号刊行の件

8.第1ユ7回定時総会開催の件

9.新「会員名簿」の刊行の件

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